ワインの解説 : 西島 俊裕 氏

本日は和食とワインのマリアージュです。
さて本日のテーマでありますマリアージュとはなんでしょうか。
ハイ!フランス語で『結婚』を意味する言葉です。

ウイキべディアから拾ってみますと
 フランス人は、しばしば(しかも、とてもしばしば)、もともとふたつで別々だった存在があたかもひとっの存在のように調和した状態になることを、詩的に(メタファー的に)「mariageマリアージュ」と言う。例えば視覚芸術ならば、キャンバス上で二つの要素がひとつのまとまつた調和した視覚的効果を生むことを「マリアージュ」と言うし、料理・食事関係ならば、たとえば、一緒に食べるfromageフロマージュ(チーズ)とvinヴァン(ワイン)の味が絶妙に調和した状態を「マリアージュ」と言うし、また、例えば肉料理や魚料理などとフランス流ソースの味がうまくひとっになって調和した嫁が生まれている暗もシェフやお客は「マリアージュ」と表現する。おまけにフランス人は、それらの調和した組み合わせをまず「mariagedeAetB(AとBのマリアージュ)」と表現しておいて、さらにそのあとにわざわざ「ふたつのVieいのちが、ひとつのいのちになるのです。」などと、詩のような文章まで添えることもしばしば。

ということです。

ということは本日は和食とワインですので国際結婚ということになります。

もともとワインは料理に寄り添うものなので、前時代的にいうとワインが女性でお料理が男性的な感じでとらえていただけますと面白いかと思います。

まあ国際結婚ですのでさまざまな障害があります。
今回女性陣はフランス、イタリア、ニュージーランド、オーストラリアと4か国にも及びますので言葉の問題だけでもたいへんですね。

それではゆっくりとお見合い開始いたしましょう。

1、 マコン ヴィラージュ テール ド ピエール
まずはフランスはブルゴーニュから非常に人当たりの良い自の代表でもあります。マコンさんです。決して前に出ない性格は控え目ではありますが、じんわりと好感のもてる味わいが特徴です。
2、 ド カステルノー ブリュット NV
シャンパーニュ出身でフランスの英雄ド カステルノー将軍の名前を関しているなかなかの名門の御嬢さん。ではありますが実はなかなか気さくなところもあります。
3、 クトゥツイ グレコ デイ トゥフォ
ちょっと派手なイタリア娘はナポリのあるカンパーニヤ州出身です。見るからにオシャレで垢抜けた感じですが、香りも味もフレッシュでそのうえエレガントです。
4、 ソーヴィニヨン ブラン / キムラセラーズ
南半球はニュージーランドからの娘さんはじつはお父さんも、お母さんも日本人です。お父さんとは毎年お話しさせていただきますが、自慢の娘さんのようです。キメ細かい素晴らしい果実味を持ったワインです。
5、 ウインダウリ サクラ シラーズ
名前はサクラさんですが、こちらはれっきとしたオーストラリア人です。ただ日本大好きで、この名前には深い意味があるようです。しっかりとした果実味と渋みを持った体格の良い娘さんです。