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 堺浜寺ライオンズクラブ簡単入門 
Q&A

Q.ライオンズクラブの歴史を簡単に教えてください。メルビン・ジョンズ

  1.  1917年(大正6年)アメリカ合衆国シカゴ市で、創立者メルビン・ジョーンズという人によって生まれました。彼は保険代理店を経営し、ある実業団体の会員として市の有力者たちと交際しているうちに、この集まりが単なる商売上あるいは社交場の集まりにとどまらず、社会のために何か有益な団体になり得ないかと夢を抱いたのが発端です。そこで彼は合衆国内の各種団体に呼びかけ、各地の指導的立場にある人々による社会奉仕団体の結成をもくろんだのです。
     現在では207の国又は領域に約135万の会員を擁する世界最大の国際的社会奉仕団体になっています。 (2012.6現在)
  2.  日本のライオンズクラブは1952年(昭和27年)フィリピンのマニラライオンズクラブをスポンサーとして東京に誕生し以来僅かの年月に多数の会員を獲得し今やクラブ数約3200、メンバー数約10万2千人を擁する世界第3のライオンズ国になっています。 (2012.6現在)

Q.堺浜寺ライオンズクラブの歴史を教えてください。


堺浜寺ライオンズクラブは昭和39年6月、堺仁徳ライオンズクラブをスポンサーとして結成され、現在堺地区には9クラブが有りますが、3番目に古く、48年の伝統の許に積極的に活動しているライオンズクラブです。


Liberty
Intelligence
Our
Nastion's
Safety
Q.ライオンズクラブの基本的理念はどんなところにありますか?

  1. ライオンズクラブは社交クラブでもなく、また、慈善団体でもありません。
    各クラブは国際協会を構成する1単位で、それぞれのクラブの地域社会に対してクラブ全会員の力を結集して奉仕活動をしている社会奉仕の団体です。

  2. 「LIONS」の文字は、一文字一文字を頭文字として、次の意味を示している。
    L=Liberty(自由)を守り、
    I =Intelligence(知性)を重んじ、
    ONS=Our Nation’s Safety(我々の国の安全)をはかる。
  3. ライオンズクラブのモットーは、
    「ウイサーブ」(我々は奉仕する)です。

  4. ライオンズメンバーの心構えは、
    「ライオンズの誓い」として『我々は知性を高め、友愛と相互理解の精神を養い、社会奉仕に精進する』と、メンバー一人一人が自覚するのです。
Q.ライオンズクラブではどのように奉仕活動をしているのですか?

 クラブの所属する地域で、国や市が未だ手を着けていないもの、或いは、盲点となって見過ごされているもの等を、メンバーが自主的に目と耳と足を使って見つけ出し、本当に必要とされる奉仕かどうか委員会で検討し、クラブに堤案します。この提案が認められれば、クラブメンバー全員の総力の下に奉仕活動を行うのです。どんな奉仕も「ウイサーブ」のもとに全員で行うのです。例会や色々な会合で培われた会員同士の友情と相互理解から生まれる「奉仕」なのです。我らの目指す「社会奉仕」と「メンバー相互間の友情と相互理解」とは表裏一体の関係なのです。


Q.ライオンズクラブは、地域のお金持ちばかりが
                    暇にまかせて集まっている団体と聞いておりましたが・・・、


 よく世間で誤解を招いている点です。確かにお金持ちの方もおられます。しかし、決して総てではありません。日本にクラブが創られたのは昭和27年のことです。その当時と言えば未だ戦後の混乱期を脱していない時代で、国民の90%以上は自分の生活だけで精一杯だったのではありませんか。その時代に「社会奉仕を!、ウイサーブ!」の旗の下に、ライオンズクラブのメンバーになられた方々のうちには、経済的に、また、社会的に恵まれた方が多かったのは事実でしょう。
 ご承知のように、最近の意識調査ではほとんどの国民は中流意識を持っているでしょう。それは即ち「余裕ある生活」を意識しているからではありませんか。しかし、交通戦争、公害、心身障害、老人問題、また、国際的な面でも、政治的、天災的による飢餓などにより底辺の生活を余儀なくされている人々も予想以上に沢山いるのです。これらの声なき声に対して積極的に色々な角度から援助の手を差し延べて行くのがライオンズクラブの一員でなくても私たちに課せられた責務ではないでしょうか。
 事業を営みながらクラブに所属して、相互理解のもと、組織的に息長く「社会奉仕」に精進することが、社会に対して大きな成果をもたらし、また、我々にとってもこの上ない人間形成の場に繋がるのではないでしょうか。


Q.ライオンズクラブへの入会には何故メンバーの推薦がいるのですか?

 先ず言えることは、ライオンズクラブは決して国や市が定めた奉仕団体ではありません。同志が集う任意の国際的奉仕団体です。
 次に、奉仕に携わるにはそれだけの人格を必要とします。また、私たちのモットーはウイサーブであって、アイサーブではありません。いくら奉仕精神が旺盛でも「我」が強すぎれば組織を乱します。
 人の人格はその人によって評価されるのではなく、第三者によって評価されるものです。その人がクラブにふさわしい人であるかどうか、同志として推薦する側も真剣に検討します。何故なら、推薦行為はクラブに対して大きな責任を負うことになるからです。この精神が95年も続き、135万の同志を受入れてるのです。決して排他的行為ではありません。
 我らメンバーはいつも我がクラブにふさわしい人を探し求めております。


Q.「クラブ例会」について説明してください。ホテル・アゴーラリージェンシー堺

 例会は月2回以上定められた日時に定期的に行われます。
 メンバーはこの例会に100%出席しなければなりません。これは全てのメンバーはクラブ運営に直接参加する権利と義務があり、クラブの運営の全方向づけは例会の場に於いて決まるので、自分の貴重な時間を割いて出席することに極力努力すべきなのです。
 また、例会を歴史的にみて、志を同じくするもの同士の昼食会がライオンズクラブの発端ですので、原則として食事が用意されます。

Q.堺浜寺ライオンズクラブの例会日はいつですか?

★堺浜ライオンズクラブ例会の日時と場所
  毎 月   第2、第4の木曜日
  時 間   PM7:00〜PM8:15
  場 所   ホテル・アゴーラリージェンシー堺
         (旧:リーガロイヤルホテル堺)

以上が原則ですが、特別例会、例えば家族例会、一泊例会などの場合は日時の変更もあります。しかし、これらに付いては年度始めに総て決定され、カレンダーに発表されます。急な変更はごく稀です。


Q.どうしても例会を欠席しなければならない事情が生じたときはどうなりますか?

 例えば、病気、公務、近親者の不幸や、また、業務の都合などで例会欠席を余儀なくされる場合には、規則に基づく救済措置があります。これを「メーキャップ」と呼び、代替出席を意味します。
 業務の都合については、自分の事業を大切にしてこそ立派な奉仕に繋がるのですが、例会の日時は前もって定まっていますので十分な予定を立てて例会に出席することに努めるべきです。どのメンバーも忙しく事業を営んでいます。この忙しさのなかから出席するところにメンバーたる意義があるのです。度重なる「事業の都合で」の心が生じたときは、大変酷な言い方かも知れませんが、ただの自分への甘えか、クラブからの逃避の始まりだと思います。
 例会欠席はクラブに迷惑を懸ける以上に、自らクラブライフの楽しみを摘み取ろうとする行為だと認識しなければなりません。

Q.メンバーは例会出席だけをすればよいのですか?

 入会しますと、その時点で他のメンバーと同じ資格が与えられますので、直ちにいずれかの委員会に所属し、委員長を助け、委員会活動を行っていただきます。


Q.委員会とはどんなものですか?堺浜寺ライオンズクラブのバナー

 委員会は「運営委員会」と「事業委員会」に大別されます。
 字が示しますように、運営委員会はクラブの運営に係わるもの、事業委員会はクラブの奉仕事業に係わるものです。
 どちらも、それぞれ細分化されており、1年間同じ委員会で活動します。


Q.入会金や会費など1年間にどれぐらいお金がかかりますか?

  現在私たちのクラブでは、
   ○ 入会金   50,000円
   ○ 年会費   192,000円(16,000円×12)
   ○ 食事費   100,800円( 4,200円×24)です。(2012年現在)
 その外に年度により周年事業積立金や研修費等を必要とするときもあります。
 これらの会費は前期、後期の2回に分けて指定期日までにクラブに支払わねばなりません。


Q.年会費はどんなところに使用されるのですか?

 年会費は会の運営費として使用されます。メンバーの数が増えればどうしてもメンバーぱかりでの運営が不可能となり、事務専用の部屋や事務局員が必要です。
 その費用や、国際協会及び上部組織への会費、例会運営費、通信費、印刷費、交際費など、すべてクラブの運営費こ充当されます。


Q.それでは、奉仕の為のお金はどのようにして調達するのですか?

  原則的には、奉仕資金を年額いくらと定めて徴収しないのがライオンズクラブの大きな特徴です。
  この資金の調達には幾つかの方法があるのですが、主なものを3つばかり挙げてみましょう。
  1. 事業収益金
     これは、計画した奉仕事業に必要とする費用の全額または一部を調達するためにクラブが主催する音楽会、展覧会、パーティー、バザー、物品販売その他の事業により、その地域社会から得た純益金です。
     この方法が最も理想的とされておりますが、現実にはメンバーお互い自分の事業に忙しい身であり、また、国情から考えても、100%この方法でともゆかず、頭を痛めている点です。
  2. 会員寄付金(ドネーションと呼ぶ)
     会員やその家族の誕生、結婚、入学、新築、快気、授章、昇格などの内祝いや、弔慰、見舞いに対する謝礼、その他いろいろな意をもって会員が自発的に行う寄付によって得るものです。
     また、例会などクラブ会合時に、種々のアイディアーによってその会合を盛り上げて楽しい雰囲気をつくりだす役員(テールツイスターと呼ぶ)が上手にメンバーの財布の紐を緩めさせて、ドネーションをいただいてゆきます。しかし、これはポケットマネーを圧迫しない程度のものです。
  3. 会員拠出金
     大いに有意義と思われる奉仕が目の前にあり、緊急を要するにもかかわらず、これを遂行するのに資金的に困難な場合、一律いくらとメンバーに拠出していただくものです。
     また、クラブに会員が増えれば、どうしても会員同士の公平さの必要性が生じてもきます。この公平性を期すために、年会費と一緒こ一定額の拠出金を徴収するクラブも増えてきております。
     我がクラブでは、年初時の奉仕活動資金不足の回避を目的として月額2,000円を前期12,000円、後期12,000円づつまとめての拠出をお願いしています。
     しかし、総ての奉仕資金をこの拠出金だけに頼ることは、お金さえ出せは奉仕ができるといった、寄付団体的な短絡的な奉仕に繋がり、奉仕団体であるライオンズクラブの理念から大きくかけ離れ、やがてクラブを衰退に導くものです。

 Q.浜寺ライオンズクラブでは、どの様な奉仕活動を行っていますか?

1.我がクラブが単独で継続的に行っている主な奉仕として、
  1)「ノンライオンYCE派遣事業」
    交通遺児、病気遺児など遺児大学生を夏休み中に海外派遣を行っている。
    (毎例会一人500円を拠出、約28年来、34名を派遣)
  2)「盲導犬育成基金」へ毎例会一人500円を拠出(約18年来、20頭分を寄贈)
  3)児童福祉施設約70人へ、毎年「誕生カードと誕生祝い金」を贈呈(37年来)
  4)児童福祉施設の催しに協賛及び労力奉仕
  5)西堺交通安全関連の催し(約36年来)
    地域の子供や年寄りを対象に、西堺交通安全協会や鳳自動車学校と共に協賛。
  6)地域学区内スポーツ大会を後援(約25年来)
  7)献血運動(年4回 約38年来)
  8)「堺市西区ふれあいまつり」に於ける環境保全・交通安全キャンペーン。
2.他クラブと共同で行っている主な奉仕として、
  1)国際平和ポスター展開催(25年来)
  2)環境保全の立場から地域の河川の清掃(13年来)
  3)交通安全週間キャンペーン
3.日本の全クラブレベルで、
  1)アイバンク他への登録など。
  2)麻薬・薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」普及運動
4.世界レベルで、
  1)糖尿病撲滅
  2)ユニセフ協賛
  3)地球環境保全キャンペーン
  4)災害地援助
       などなど、タイミングを逃さずに且つ有効に行っています。


Q.あなたは長年ライオンズクラブに所属されているようですが、
        メンバーになって良かった、という点について具体的に教えてください。

 我が事業に汗を流し、時間を工面して例会に出席し、ポケットマネー程度の出費で一人では到底不可能な大さな奉仕を同志と共に計画し、その奉仕に参加し、成功をみんなで喜び合う、それも1回や2回ではない、メンバーである限り味わえる喜びなのです。
 それにもう一つ見逃せないものがあります。それは他業種の方々とお付き合いができることです。同業者同士の会合では利益関係や先輩後輩の関係があり、また、視野の狭い井の中の蛙に陥りやすくなりますが、ライオンズクラブではこのようなことは絶対にありません。
 お付き合いしているうちに他の業種についても大いに勉強になり、そこで得た色々な情報が知らず知らずの内に自分の事業の繁栄に繋がってゆくのです。そして、環境の違ったところで事業を営む者同士がお互いに寛容の精神や拍互理解の精神を養う絶好の場でもあるのです。
 また、家族例会や奥様方(ライオンレディと呼ぶ)の会合を通じて家族間のお付き合いもでき楽しいですよ。
 結局、このようなメンバー間の友情や相互理解によって親睦を深めながら、その力を結集してより良い奉仕を生んでゆくのです。
これらのことから、クラブライフの基本理念は
         「1に出席 2に友情 そして3に奉仕であると言われています。


 ★先輩からのひと言
     (クラブライフを一日も早く楽しいものにするには?)
   
   高い入会金や会費を払って入会した以上、クラブライフを楽しまなくては損です。
   どうすれば一日も早く楽しいものになるでしょうか。

A.クラブ会則、即ちルールをよく理解すること、そして、参加することです。

 どのような会にも会則があり、会員が増えれば増えるほど会の目的達成のために規律を乱さないように色々な「きまり」がつくられます。どんなスポーツにもルールがあるからこそゲームが成り立ち、興味も沸いてくるのですね。ライオンズクラブも同じで、先ず会則を早く理解することですが、参加しているうちに理解してゆくことも多いので、会則の理解に努めながら各種の行事に積極的に参加してゆくことがー番です。

B.ライオンズクラブ独特の奉仕を理解することです。

 我らライオンズクラブは奉仕団体であって、決して寄付団体のような慈善団体ではないことを前にも話しましたね。
 慈善団体とは、社会階層から生まれた、金銭に余裕のある者が、恵まれない不幸な人々に対して援助する団体ですが、奉仕団体とは自己の仕事と生活に懸命に努力しながら、その中から僅かでも無駄を省き、各自の金品と、時間と労力を割いて不幸な人々を助け、住みよい社会づくりに精進する団体を言います。
 しかし、このように、確かにライオンズクラブは社会奉仕を最終目的とした団体ですが、「奉仕」のみをあまりにも強調しすぎますと宗教団体や奉仕を必要とするときだけ集うボランティアーの集団と同じになってしまいます。
 ライオンズクラブの奉仕とは、月2回の例会や家族会などで培われる友情や相互理解による連帯感、また、他業種の人達との付き合いにより知識を広めるなど、個人の日常生活のなかでは享受できないクラブライフを楽しみながら、みんなで奉仕に取り組んでゆこうとするものです。
 だから、例会出席だけ、奉仕への参加だけではライオンズクラブの目指している真の奉仕とは言えないのです。

C.ライオンズメンバー以前の人格を備えることです。

 クラブに入会すれば、その日からクラブ全メンバーと同等の権利が与えられます。
 しかし、年齢や入会順など礼儀的な面で、人間社会には古今東西を問わず一定の通念が存在し、それを無視することはメンバー以前の問題であると理解すべきです。

D.何事にも自分から飛び込んでゆくことです。

先輩から手を差し廷べられるのを待つのではなく、自分から積極的に先輩の胸に飛び込んでゆけば、必ず先輩は喜んであなたを受けとめてくれます。
 これは、皆さんが、皆さんの会社や事業所で、新入社員に対してよく言っておられる言葉と同じだと思います。


 以上で、私たちのライオンズクラブを理解していただく為の一助になりましたでしょうか。1つのスパイスとして人生を楽しみ、共に「ウイサーブ」に汗を流してみませんか、心豊かな「あなた」をお待ちしております。


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